大人気の Adizero Bostonシリーズに新作が登場。反発性、安定性、軽量性のバランスが良く、サブ4からサブ3.5狙いのランナーにおすすめの万能シューズです。
Bostonはエントリーモデルとしてサブ5おすすめモデルと書かれている時期もありましたが今では守備範囲が広がり、5分20秒/km前後、5分00秒/kmでも気持よく走ることができるようになりました。
2013年。ほぼ全てのランニングシューズのソールにはEVA(エチレン酢酸ビニルコポリマー)が使われているのですが、adidasが代わる新素材としてクッション性と反発性を高次元で両立させるBoostフォームを生み出しました。ランニングが習慣になっているランナーにとっては先進的な素材はまだ手を出し難い面もありましたがBostonよりも先行して発売されたJapanのBoost版モデルで世界新記録が樹立されて信頼性が高まってきました。しかし、ぎりぎりサブフォー3時間59分狙いの中級ランナーにとってJapanを履くのはそれなりのランナーというイメージがあり、まだBoostを試せていない方も多かったと思います。
2014年。Boostブームで湧く中、ついにBostonにもBoost版が登場し、初級は卒業したけど少しチャレンジしたいランナー、走るのは好きだけど上級になる気はないよというランナー、大会には参加するけどタンクトップは着ませんというランナーにぴったりなモデルに進化しました。その後も毎年のようにBoostの使い方や量、位置などが改善され熟成されてきました。
2021年。Boston10からソールがLIGHTSTRIKEベースに変わり、新たな時代に突入しました。LIGHTSTRIKEにも一工夫されています。サブ2.5を狙えるADIOS PROでも使われているLIGHTSTRIKE PROに耐久性に優れたLIGHTSTRIKE EVAが組み合わされています。さらにEnergyRodsと呼ばれるグラスファイバーの屈曲性と柔軟性を活かした素材も埋め込まれました。流行のカーボン素材の剛性はサブ4ペースの脚力では負担が大きく取り入れ難いのですが素材の絶妙な組み合わせでカーボンのような長所も取り入れられ、Bostonがさらに進化しました。
2022年。Boston11でもLIGHTSTRIKEベースのソールが継承されました。10との一番の違いはアッパーの素材です。アディゼロシリーズ史上最薄で最軽量の「2レイヤースーパーライトメッシュ」という新素材に変わり、やさしく包み込むような感覚からぴたっとフィットするような感覚になりました。かかと周りも同じように柔らかい素材から硬く薄い素材に変わり、速いスピードでより走り易くなりました。
重めのシューズではもの足りなさを感じるサブ4ランナーにとって普段のぴしっと走りたい気分の時にも大会にも使い易く、しかもかっこいい万能シューズ、それがBostonです。adidasが好きなサブ3ランナーにとってはトレーニング用としても使い易いシューズです。
わかり易い動画です。
サイズ選択は0.5cm単位でこだわって快適なランニング生活を楽しみましょう。ワイドサイズも選択できます。Bostonは機能バランスの良さに限らず見た目がかっこいいです。人気シューズなのでニューカラーの追加も期待できます。
Bostonは重めのシューズではもの足りなくなってきたランナーやぎりぎりサブ4に滑り込みたいランナーにとって絶妙、今ではサブ3.5も狙えるシューズにも進化してきました。サブ4シューズ選択の楽しい悩みがまた増えました。