フルマラソンをサブ4(サブフォー)ペースで走るには脚を守るだけではなく走力をひきだす軽さや反発性も備えたバランスが良いシューズが欲しくなります。自分の走り方に合うシューズで気持よくサブ4で走りましょう。
どのランニングシューズであっても基本的なクッション性、反発性、安定性は備わっています。素材や硬さ、軽量さ、形状、足裏前部、足裏後部、フィット感、グリップ力、耐久性、サイズ、横幅の選択肢などの違いにより特性が発揮されやすいコンディションが変わってきます。価格や入手のし易さ、色の選択肢、デザイン、前年モデルか最新モデルかといった違いもあります。
マラソンは未経験だけどいつかはサブ4で走りたいというランナーもいれば、4時間30分で走れたから次はサブ4を達成したいというランナー、サブ3で走れるけどサブ4ペースで気楽に走りたいというランナーもいます。ランナーによって走る距離やスピード、筋力、体重、足の形状、ランニングフォーム、走る頻度が異なります。シューズは1足で十分というランナーもいればゆっくり用とスピード用などで2足を使い分けたいランナーもいます。
言うに及びませんがシューズの特性とランナーの特性がマッチするときに最も気持ちよく走ることができます。
フルマラソンは未経験だけどいつかはサブ4で走りたいという方や体が大きな方は カヤノ や GT-2000 といったゆっくりペース用や万能シューズから慣れる方が安心です。反発力が強いシューズでなければサブ4を達成できないということはありません。ただし、サブ4を現実的に狙える脚力が備わっている方、クッションが強めの安心シューズで4時間15分だったという方であればサブ4ペース用の反発力も得られるシューズの方が明らかに走り易くなります。おすすめは二足持ち、普段はゆっくりペース用、スピード練習や大会では速いペース用という履き分けです。
反発力があるシューズで10km走ってみるとスピードを出し易いことに驚きます。フルマラソンの30km過ぎで余力を感じて自己ベストで走り抜けられることもあります。しかし、普段から履き続けると足への負担が蓄積されて怪我をしてしまうこともあります。30km過ぎから足裏が痛くなり失速することもあります。そこがシューズ選びの悩ましさであり楽しいところでもあります。
速いペース用のシューズにはまだ不安があるという方は10kmくらいから試してみて、20km、30kmのように少しずつ距離と使用頻度を増やしてゆくと足への負担を確認しながら自然に慣れてゆけると思います。同じシューズであっても当日の体調や直前の練習内容、累計走行距離などにより印象が変わることもあります。
また、最近は反発力を得られるプレート入りシューズが増えてきました。サブ4ペースの5分30秒/km辺りからプレート入りシューズの恩恵を得やすくなってきます。その一方でプレート無しシューズにも自然な走り、体のコントロールのし易さといった魅力があります。自分の足に合うシューズ、好きなシューズを楽しみながら見つけて、気持よくサブ4で走りましょうー。
最初に買うランニングシューズとして有名なのはもちろん、フルマラソンでは身体にやさしくサブ4ペースで走れます。もっと見る
靴底前部のカーブがたまりません。サブ3.5でも走り易い前に転がる軽量シューズです。もっと見る
アシックスがサブ4ランナーの為に作った最適解です。シューズの後押しを得ながら余裕でサブ4、ぎりぎりサブ3でも走り易いシューズです。もっと見る
GT-2000 はキロ5分台でも走り易くなり、練習用と大会用で二色を買うという使い方もできます。サブ4を現実的に狙える方や4時間15分前後で走れた方の大会用シューズには新作の S4 がおすすめです。S4のカーボン素材が合わない方は エボライド スピード を試してみましょう。カーボンは入っていませんがサブ3.5ペースでも走りやすい転がるシューズです。S4よりライトなカーボンシューズ マジックスピード という選択肢もありますし、走り過ぎで怪我をしてしまった方や普段の練習用には カヤノ もおすすめです。アシックスはシューズの種類が豊富でどれもが蓄積された技術、守りながらも攻めている技術に安心感があります。
トレーニングに最適。足にやさしすぎることもなく適度な負荷を与えながら基礎固めに最適なシューズです。
キロ5分台はもちろん、3分台でも走り易い万能シューズです。シリアスランナーの練習用途だけではなく、サブ4ランナーにとっては大会用としても使えるシューズになりました。もっと見る
バランスが良いおすすめシューズです。サブ4ペースの5分20秒/kmくらいはもちろん、サブ3.5ペースの4分台後半でも走り易くなりました。もっと見る
Bostonはバランスが良く幅広いペースで走り易い完成度の高いシューズです。SLとBostonの二足持ちにすると、普段はSLでフォームを確認しながら軽やかに走れます。
Nikeのインフィニティで足にやさしく走りましょう。普段履きとしてもかっこ良く、見るだけでもさわやかな気分になれます。もっと見る
1983年から続くロングセラーモデル。着実な進化を続けながら安心感も得られる人気シューズ、おすすめの一足です。もっと見る
現在41は入手困難になっており、他のモデルが表示されていることがあります。
余裕でサブ4、あわよくばサブ3を狙う方にはズームフライがおすすめです。もっと見る
やっぱりペガサス。伝統がありつつ進化が止まらない、Nikeペガサスは守備範囲が広い万能シューズです。
プロペルは使い勝手が良く、キロ5分台はもちろん6分台でゆっくり走りたくなったときにも走り易い万能シューズです。しかも安い。
レベルはキロ5分20秒くらいのサブ4ペースで丁度走り易く、わずか195gという軽さに魅力があるシューズです。
極厚ソールでカーボンプレート搭載、285gありますが使いこなすとサブ3ペースで楽に走れるシューズです。
軽いシューズが好きなサブ4ランナーにとって195gのレベルは有力な候補になります。コンプトレイナーは285gある代わりに使いこなせるとサブ3でも走り易いシューズです。ランニングモデルが充実してきたニューバランスでかっこよく走りましょう。
ミズノの定番、熟成されていながら進化も続いています。もっと見る
リベリオンシリーズ、サブ4ランナーにとってソニックは有力な候補になります。もっと見る
リベリオンシリーズ、サブ3.5どころか3.0ペースでも十分走り易いシューズです。もっと見る
ミズノファンはライダー&ソニックの二足持ちで決まりです。ライダーの次はソニックでサブ4を狙いましょう。ミズノのシューズにはマツダ車のような魅力を感じます。
新しいシューズを履いたときの新鮮さはたまりません。前のシューズを履いていた期間や新しいシューズが馴染むまでの期間によってもフィーリングが変わってきます。自分の足に合うシューズを見つけ出し、気持よくサブ4で走りましょうー!